『国際市場で逢いましょう』(ネタバレ)
韓国映画『国際市場で逢いましょう』、公開時に気になっていたが見逃していた。この度シネマート新宿10周年記念の一本として上映されるので鑑賞してきた。
一番注目していたのはOPのフンナム撤退シーン。私の二次創作「パーマンと朝鮮戦争」では和清(バードマン)の所属する米国兵側として描写しているが、大量のエキストラを動員したのであろう避難民のシーンはすごかった。
主人公の避難先であり、「国際市場」のある釜山での避難生活も興味深かった。秀清(ミツ夫)が身を寄せたテーグの靴屋での生活に思いを馳せた。
個人的には、主人公が避難する途中、親とはぐれたと思しき浮浪児達を見つめるシーンが何度もあったのが印象に残った。具体的な心情描写はされなかったが、運命の対比を思い起こされた。
そういう個人的なこだわりをのぞいても、「家族」を守り抜くことに生涯をかけた男の物語として、韓国の近現代史を知るきっかけにもなるいい作品だった。
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