ジュリィ野口視点で語る『スーパーロボット大戦Z』その2
前回で語り足りなかった部分をつらつらと。
ジュリィの声バグについては前回語ったとおりだが、台詞はかなり収録されている。
ランダムなので全部聞くのは難しいが、闘志也やキラケンとの掛け合いは息があって楽しい。テラルやガガーン、風見博士用の台詞も存在する。
今回のシナリオでは、未来の地球がエルダーを侵略している原因は、裏切った風見博士とガガーンが手を組んだためだとジュリィが推測するシーンがある。なので風見博士やガガーンを倒した時点で未来が分岐されているわけだが、テラルは無事自分のいた未来に戻れたのか気になる。
風見博士の裏切りについて。
今回は主たる原因の一人、マルチーノが蚊帳の外だったり、トリニティシティがほぼ太平洋固定だったり、息子が出てこなかったりと、色々フラグが省略されているからか、34話以降急速に悪化した印象が否めない。
博士は人間爆弾等のイベントで、地球の科学に限界を感じ、このまま手をこまねいていれば次元崩壊によって世界は滅んでしまうと感じた。そこでいわゆる「次元力」なら問題を解決できるかも知れない(トリニティエネルギーも広義の次元力であろう)と考え、研究に没頭するうちに、科学至上主義へ傾いていった……という流れでいいだろうか。
次回参戦機会があれば、もう少し原作よりのイベントを見てみたい。
今作では男女主人公、原作ルートとifルートでかなり展開が違っており、片方でしか出てこないシーンも多い。例えば、風見博士との決戦面でゴッドΣグラヴィオンが増援で来るのだが、この時に香月やジェーンが声援に来てくれる。サプライズで嬉しかったのだが、この応援に向かう前、ジェーンとアフロディアとの会話はifルートでしか見られない。
スパロボZでのジュリィの印象的な台詞
・ZEUTH総出の雪合戦にて。
「カオスだ! まさにフリーダム!」
しかし、この後本気で合戦することになろうとは予想も付かなかったことだろう。
・「不殺」のキラに対しての感想。
「あれでは災害と一緒だ」
・マリンを疑うのかとキラケンに尋ねられ。
「強いて言えば、真実の味方だな、科学者として」
・なぜか経済学にも博識。エウレカセブンの月光号にて。
「複合型小売店…いわゆるコンビニにおいて立ち読みによる損失は経費に含まれる」
しかし放送当時はコンビニ普及前。初めて見た時には違和感があった。
・風見博士の改造軍に押されるZEUTHに。
「諦めるな!死んでも風見博士に弱みは見せるな!」
やっぱりこの人、クールの底に熱い物を持っているという安原さんお得意のキャラクターなのだ。
・風見博士の最期を看取って
「風見博士…俺はあなたのことを忘れません…。その頭脳、その情熱…。そして、その最期を」
これって原作にもありましたっけ。自戒のこもった台詞。
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