ラウシェンバーグと『パーマン』
先日、新国立美術館に行ってきた。『牛乳を注ぐ女』ではなく、併設の図書館に捜し物があったのだ。
私がネットデビューして間もない頃見たアメリカ在住の方の日記で、興味深い記事を見た。地元の美術館でロバート・ラウシェンバーグ展があり、展示物の中に『パーマン』をモチーフとした作品があったというのだ。
それ以来ずっと気になっていたが、この展覧会の図録が出ているのを数年前に知った。
Robert Rauschenberg: A Retrospective
しかし、絶版で価格は高騰しており、一時は9万円台をつけられていたので、古書での入手は諦めていた。そして、ようやく新国立美術館に所蔵されていることをつきとめたのだ。
『Robert Rauschenberg: A Retrospective』を閉架から出してもらう。百科事典並みの厚さだ。そして目当てのページを発見。「KYOTO」と冠した連作コラージュの中に、パーマン1号がいる。裏焼きのもあるがご愛敬か。
巻末の年譜によると、ラウシェンバーグは83年2~3月にかけて、スリランカ・日本・タイを歴訪している。その時、日本では『バードマンがやって来た!!』が公開されていた。画像は明らかにこの映画の看板で見慣れた姿だ。
ちなみに、ラウシェンバーグは84年に「ROCI」(ラウシェンバーグ海外文化交流)という企画をスタートさせており、この旅行がきっかけになったのではないだろうか。日本でも展覧会を開いており、図録を出しているのが気になる。『Robert Rauschenberg: A Retrospective』には「KYOTO」の一部しか載せられてないので、まだ『パーマン』がいる作品があるかも知れない。
ラウシェンバーグと藤子・F・不二雄という二人のアーティストが期せずしてコラボしたこの作品。ぜひとも欲しいがご本人の所蔵らしい。市場に出たらどれくらいするのだろう。
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