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2006.03.04

『のび太の恐竜2006』(ネタバレ)

 本日公開の『のび太の恐竜2006』を日劇で舞台挨拶込みで鑑賞。
以下ネタバレあり感想。


 今回は事前に本編の宣伝映像を極力見ないようにして、ニュートラルを心がけて鑑賞した。
・アバンタイトルなしに主題歌に入ったので、映画ドラを見ているという気分がしなかったが、恐竜狩りの雰囲気から一気に引き込まれる。
・のび太の部屋は四畳半として描かれているように見えた。また、静香の部屋は藤本先生の部屋案スケッチを元にしている。
・のび太の暮らす町の遠景を見た際、斜めの道路が三鷹と吉祥寺の辺りを思い出させた。
・卵を見つけるシーンの切り通しや、公園までの道の途中の駐車場ショートカットなど、リアルな背景は今回も健在。
・ドラの「あたたかい目」がギャグとして効果的に使われていた。事態の変化で「あたたかい目」をやめるタイミングも絶妙。
・のび太のパパの使い方が、藤本先生の代弁者的で感慨深かった。この父にしてこの子あり。
・楠葉総監督はインタビューで「携帯は出したくない」と以前言っていたが、池の野次馬たちはカメラ付き携帯を構えていた。やはりリアリティを出すためには仕方なかったか。
・のび太の部屋に「プーマン」のマンガが。ドラの寝てる押し入れに「MARI MARUI(丸井マリ)」と書かれたポスター?
・神木ピー助には最後まで違和感がぬぐえず。幼年時代の方が好みかな。
・劇団ひとりは可もなく不可もなく。船越黒マスクは絶品。
・ドルマンスタインは内海賢二。ドン石川として会いたかった。今回追加された秘密には爆笑。
・個人的に一押しなのは、中盤の黒マスクがドルマンスタインを人間狩りに誘うシーン。タイムマシンに乗り込むまでのシーンはゾクゾクした。
・全体的に恐竜ハンター側は本気の悪人の臭いを漂わせていた。これは近年感じられなかったもの。小西賢一の効用だと思う。
・作監によってかなりキャラの雰囲気が違ったが、事前に知っていたので、そういう物だと割り切って楽しむことができた。個々の解説は「アニメスタイル」にでも期待。ただ、ネットでもこの辺りは賛否両論。同じスタンスの『劇場版 ONE PIECE ~ オマツリ男爵と秘密の島』を思い出す。
・映画パーマンではみつ夫の裸足を効果的に使った渡辺歩。今回ものび太が長旅で痛めた足を水に浸すシーンでドキリとさせられた。カットによっては靴がくたびれている様子まで描写している。
・ストーリー的には改変部分も含めてほとんど引っかかる部分はなかったが、ラストのピー助が大きくなるシーン、ドラが「道具は全部流されちゃった」といったのに、ビッグライトはどこに?それとも時間切れ?
・ラスト、冒険を終えた5人が秘密を共有し、周囲には気付かないところで一つ大きくなった。「ちょっと、ね」と言うのび太の一言に全て込められている。
・主題歌の「ボクノート」もここで初視聴。雰囲気を邪魔する歌ではなかったが、歌詞についてはCDでじっくり聞いてみないと。
・EDで毎回仕掛けてくる渡辺歩だが、今回は原作ラストのページがそのまま使われていた。ここで思わず涙。
・テロップで「おまけマンガ作画 むぎわらしんたろう」とあったので、パンフに描いているのかと思ったら、直後に判明。やはり渡辺歩のサプライズは健在だった。

 舞台挨拶には5人の着ぐるみと声優、そしてゲスト3人と渡辺歩。司会は出木杉役の荻野志保子。初めて生でメイン声優を見たのだが、木村昴は関智一と同じくらいの身長で、とても15才には見えない。
 ゲストと監督まで呼ぶ辺りに、今作の気合の高さが伺える。
 劇場の子供たちも楽しんでいた様子で、ほっとした。


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コメント

ラストの「ちょっとね」で全員が本物のあたたかい目をしていますが、ギャグで空々しい「あたたかい目」をしていたのはここへ繋げる伏線だったんですな...感服。
どうも渡辺さんはアロハを着せるのがお好きなようで。

全編見どころなので一口には語れませんね。

投稿: | 2006.03.05 00:51

 私もドラのアロハを見た時、バードマンを思い出してしまいました。

投稿: 大田康湖 | 2006.03.05 03:06

 はじめまして。昨日のオフ会で御一緒させていただいた者です。小生は藤子ファンというよりむしろドラファンですが、今後ともよろしくお願いします。
 昨日の映画ですが、さまざまな新しい試みが取り入れられていて、見ごたえのある作品になっていましたね。「全編見どころなので一口には語れませんね」、同感です。レビューを書くのは、もっと考えがまとまってからにしなければ無理でしょう。しかし少し残念だったのは、ピー助がドラたちと別れるとき、恋人(?)を見つけるシーンがなかったことです。
 オフでもわずかですがいろいろお話できて楽しかったです。
 なお余談ながら、小生もささやかながら、自前のサイトを持っています。何がやりたいのかよくわからないサイトですが、ヒマがあればご覧あれ。

投稿: Annabel Lee | 2006.03.05 18:14

初めまして。オフ会ではどうもありがとうございました。向かいの列の真ん中に座ってた者です。あまりそちらの会話には入らなかったのですが、また機会がありましたらよろしくお願いします。

>のび太のパパの使い方
出番が多くないパパですが、藤本先生の代弁者であり、やさしい目を地でいっているその姿。印象的なシーンでした。

投稿: LIL | 2006.03.05 23:06

 オフ会でご一緒した皆さん、その節はお世話になりました。二次会以降も楽しかったようで何よりです。
 一日経って考えてみると。今回の映画のテーマは「温かく見守る」だったように思います。のび太のパパもドラえもんも、TPが送っていかないのも、その文脈で考えれば納得できます。

 

投稿: 大田康湖 | 2006.03.06 00:38

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