『ドン・チャック物語』#85#86
#85 「母をたずねてざわざわ森へ」
猿の少女、ケティがアリストテレスを訪ねてきた。画家の父、レイモンがいまわの際に彼を訪ねるよう言い残したのだ。ケティは、死んでいたと聞かされていた母ジーナがどこかで生きているのではないかと考えていた。ケティは同じ境遇のチャックと思いを通わせ、絵を描いて楽しむ。
アリストテレスは、ケティに真実を話すべきか、メエ先生に相談する。そのころ、ケティはチャックに真実を聞き出してくれるよう頼む。
アリストテレスは意を決する。ジーナはケティが幼い頃、貧乏暮らしに耐えられずに別れてしまったのだ。今はサンダー森の金持ちと再婚している。翌日、チャック親子はジーナを尋ねる。ケティも後を付ける。
レイモンの死を聞かされたジーナは、「もうケティだけの母親にはなってやれない」と断る。影で見ていたケティは、ジーナの気持ちを悟り、家に帰るとチャックたちに伝える。
脚本・筒井ともみ。ケティもレイモンも顔が濃いので、最初違和感を感じた。
エンドタイトルの「交通安全を守ろう」が「手を上げて 横断歩道を渡ろう」に。背景は花畑をチャック、ラッパ、ダイゴ、アリストテレスが駆けているというもの。
#86 「郵便配達のウッディさん」
パキシェルの森に住むリスの女の子、ワーリヤは祖母と二人暮らし。月に一度、熊のウッディおじさんが持ってくる母の手紙を楽しみにしていた。
ウッディは近隣の森に郵便配達をしており、チャックたちもウッディの話を楽しみにしていた。ザワザワ森に来たウッディは、ワーリヤの誕生日プレゼントを預かっていて、先を急ぐという。だが、道中の大雨で増水した川にプレゼントを落としてしまった。
翌朝、チャックたちは溺れたウッディを助ける。動けないウッディの代わりに、チャックたちがプレゼントを探しに向かった。その頃、プレゼントは釣りに来たラッパたちの手に渡っていた。ウッディに助けられた恩があるラッパは事情を聞いて協力する。
どうしてもワーリヤの誕生日に間に合わせたいウッディは、ケガを押して出発する。チャック、ダイゴ、ララは追い掛けて同行する。雪の中、力尽きたウッディの代わりに、チャックたちがプレゼントの人形を届ける。チャックはワーリヤからのプレゼントのマフラーを託される。マフラーを見たウッディは、満足そうに息を引き取った。
脚本・筒井ともみ。ラストの墓は子供だけで作るには立派すぎないか。
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