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2004.07.03

『アズガバンの囚人』『プラザーフッド』鑑賞

-この記事には内容のネタバレがあります-


 『ハリー・ポッターとアズガバンの囚人』を吹き替えで鑑賞。ゲイリー・オールドマンは残念ながら辻親八だった。私にとっては『ニャンダーかめん』のマントヒヒだが、ずいぶんと優しい役だった。
 ストーリーは、あちこちで突っ込まれてるとおり、『のび太の大魔境』を思い出してしまった。改めて藤本先生の偉大さを感じる。ハリーが助けられるシーン、光が白い鹿の形になるのはまだ何か伏線がありそうな気がするのだが。

 続けて『プラザーフッド』を鑑賞。『スパイダーマン2』の予告編を見て、(まさに「スパイダーマンはつらいよ」だな)と思ってしまった。パーマニアなら見るべきだろう。
 配給側は主役兄弟のキャストで売ろうとしているようだが、私にとっては以前書いたとおり、朝鮮戦争がメインである。書籍やモノクロの映像では想像に限界があるので、当事者である韓国人の視点から見た朝鮮戦争として楽しみにしていた。
 兄の夢が靴職人になる事というのにまず注目。私の書いた『パーマンと朝鮮戦争』では、布靴の職人が出てくる。映画ではイタリア靴がショーウインドーに飾られている。兄が靴磨きをしているという事からも、けっこう革靴が普及しているようだ。ただ、女子供には布靴が使われているようで、一安心。
 当時の服装も気になるポイント。やはり男子は洋装が基本。高校生の弟の制服は日本とそっくり。やはり日本統治時代の影響だろうか。女性も、お年寄り以外は洋装が多いようだ。子供は、田舎の女の子にチマチョゴリ姿が見られたが、後はほとんど洋装。手作りか、あるいは古着か。ちなみに、私の話の主人公であるキム三兄弟は、日本からの引き揚げ者という設定なので、洋装である。
 徴兵シーン、兵士が「16歳から30歳までの男子は前に出ろ!」と呼ばわるシーンで、(児島襄『朝鮮戦争』の記述と同じだー)と大感激。
 戦争シーンはさすがにグロいシーンが多く、そういうのが苦手な人にはお勧めしない。私は、(この脳漿はゼリーで作ったのかな)などと考えてごまかしていた。
 「国民保導連盟」にまつわる事件については私は残念ながら知らなかったが、韓国のアカアレルギーは相当の物だったらしい。
 ストーリーも、戦争という極限状態によって、仲の良い兄弟が次第に変貌していく様子が描かれていて、けっこう見入ってしまった。でも、ラストで北に寝返ってた兄さんが寝返るのは韓国作品だな、と思った。

 気になったのは、登場人物の名前。全部ハングル表記なので、おそらく行列字で作られているであろう兄弟や兄の婚約者のきょうだいたちの漢字が気になって仕方なかった。あと勉強になったのは、「ニョンニム」で「兄さん」を意味すると私は教わったのだが、「ヒョン」と略して弟が呼んでいたことだ。
 ともかく、この映画で一人でも多くの人が朝鮮戦争に興味を持ってくれれば幸いだ。

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